ヤフーは10月7日、出店者向けのイベント「ストアカンファレンス2013」でEC領域における新戦略を発表した。ショッピングサービス「Yahoo!ショッピング」とオークションサイト「ヤフオク!」のストア出店料(月額システム利用料)を、10月から無料にする。また、Yahoo!ショッピングについては、売上ロイヤルティも無料にするほか、2013年内に個人の出店も可能にする。
同日はヤフー取締役会長の孫正義氏や、同社代表取締役社長の宮坂学氏が登壇し、EC事業の戦略を説明した。ここでは説明会の模様を時系列でお伝えする。
カンファレンス開始まであと20分。
ヤフーのストアカンファレンスがスタート。ヤフーの孫正義会長が登壇し、先日のソフトバンクの信用情報の誤登録を謝罪。
「Yahoo!ショッピング」のストア出店料が無料に。さらに2013年内を目処に個人の出店を可能に。
「ヤフオク!」のストア出店料も無料に。
「Yahoo!ショッピング」での顧客へのメール送信と自社サイトへの送客も無料に。
ストア出店者向けのオプションサービスも充実。
孫正義会長「もっと日本でEコマースが爆発するように摩擦係数をゼロにしたい」
孫正義会長「201X年までに商品数と流通総額でナンバーワンに」
年間ベストストア1位の出店者たちと記念撮影。
「eコマース革命」Tシャツを着て撮影に臨む孫会長と宮坂社長。なお、出店料を無料にしたYahoo!ショッピングとヤフオク!がどのように収益化するかは、16時半からの第二部で説明される予定。
ヤフーEC戦略説明会の第二部がスタート。宮坂社長がYahoo!ショッピングとヤフオク!の出店料を無料にした背景などを説明。
収益について。「参加は一切無料のバリアフリー。その中でより露出をされたい店舗には広告を出稿してもらう」(宮坂社長)
これまでのヤフーのEC事業について「後発でありながら先行している優れた企業のマネをしていた」と宮坂社長。出店料の無料化による減収ついては「四半期で2桁億くらい。通期の業績予想については10月末の決算の場で説明させていただく」
「ヤフー知恵袋や検索ともショッピングを連携させていく」(ヤフー執行役員の小澤氏)。出店の無料化は楽天への対抗かという質問には「マーケット全体の拡大が狙い。どこかの会社から顧客をとるといった小さな話ではない」
ストア出店料の変更点
安心•安全な取り引きへの取り組みも強化
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