スマートウォッチの勢いはここ数年、増すばかりとなっているが、日産自動車は今回この流れに初めて乗り、「Nismo Watch Concept」を発表した。
このスマートウォッチは、同社の「NISMO」モデル(現時点では「370Z」「JUKE」および、次世代「GT-R」となっている)のドライバー向けに開発されたもの。ドイツのフランクフルトで今週開催される国際モーターショー「IAA 2013」に先立ち、現地時間9月8日に発表された。同社が公開した写真には、NISMOカラーであるブラックとレッドの2色使いのスマートウォッチが写っているが、同社によるとブラックもしくはホワイトも提供する予定だという。
このスマートウォッチは、接続に「Bluetooth Low Energy」を用い、スピードや、燃費などの効率に関する情報を含むテレメトリデータを自動車から収集する。日産によると、テレメトリデータによってドライバーは自らのパフォーマンスを追跡できるようになるという。
またこのスマートウォッチは、心拍数といったドライバーの健康状態もモニターする。日産が提供した写真では、心拍数の過剰な高まりを検知したスマートウォッチがドライバーに警告を発しているさまが写し出されている。
スマートウォッチのバンドは、本体のメカニズム部分を包み込むかたちで手首を1周する、丈夫なものであるように見受けられる。このスタイルは損傷を避けるためのもののようだ。充電はMicro-USBポートを用いて行うようになっており、日産によるとバッテリ持続時間は7日間だという。
日産は同社のスマートウォッチ技術について、将来的には心電図や脳波、皮膚温度のモニタリングといった技術を追加することを検討している。
日産のNismo Watch ConceptはIAA 2013にて展示される予定だ。なお、同社は発売予定や価格についての情報を明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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