「Google Glass Explorer Edition」を先行して受け取り、思い描いた内容が同デバイスを転売して手っ取り早く利益を得ることだけだったとしたら、その人は考え直した方がいい。Googleは同ハイテクメガネを無許可で転売することを禁じる規則を設けている。
今週、Google Glass Explorer Editionの出荷を開始したGoogleは、開発者プレビュー版である同ハイテクメガネについて、多くの文書と仕様、開発者ができることとできないことに関する規則を公開した。開発者ができないことには、1500ドルの同デバイスの他人への転売と貸与も含まれているようだ。その規則を破った開発者は、同デバイスのアクティベーションを無効にされるリスクを負う。
Wiredが発見した、所有と使用に関するGoogleのサービス利用規約は非常に明確だ。
デバイスをいかなる他人にも転売、貸与、譲渡してはならない。Googleの許可なくデバイスを他人に転売、貸与、譲渡した場合、Googleはそのデバイスのアクティベーションを無効にする権利を保有する。そして、デバイスを他人に転売、貸与、譲渡したユーザーとそのデバイスを無許可で使用しているユーザーは、いかなる払い戻しも製品サポートも製品保証も受けることができなくなる。
Google Glass Explorer Editionに課せられた制限はそれだけではない。売上高の95%を広告から得ているGoogleは、大きな期待を集める同ハイテクメガネに開発者が広告を掲載することを望んでいない。「Glassware」開発者は「いかなる広告も配信、掲載」してはならず、同デバイス向けアプリをダウンロードするユーザーに「課金してもならない」、と規約には書かれている。
このサービス利用規約は米国時間4月16日、開発者が同ハイテクメガネ向けサービスを開発する際に使用するプログラミングインターフェース「Mirror API」に関する文書とともに公開された。それと同時に、Googleは同ハイテクメガネの仕様も公開した。その仕様には、5メガピクセルのカメラ、骨伝導トランスデューサ(変換器)を利用したオーディオ、Bluetooth、Wi-Fi、12Gバイトの利用可能なメモリが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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