Googleは米国時間10月16日、ウェブマスターが検索ランキングに悪影響を及ぼすと考える自らのサイトへのリンクを排除できるようにする新ツールを発表した。
16日にラスベガスで開催のPubconカンファレンスで発表された「disavow links」ツールは、「不自然なリンク」に基づいて、既にGoogleから手動でスパム対策を実施するよう警告を受けているサイトを支援することを目的としている。このツールはリンクスパム、すなわちサイトの検索エンジン結果ランキングに悪影響を及ぼす可能性のあるいかがわしい、または無関係なリンクの問題を解決する最後の手段として推奨されている。
GoogleのウェブマスタートレンドアナリストであるJonathan Simon氏は同社公式ブログへの投稿の中で、「悪影響を及ぼすリンクを直接削除することによって、あなたはGoogle(とほかの検索エンジン)が将来的に再び処置を取る手間を省くのを助けている。あなたは自分のサイトのイメージを守るのを助けてもいる。なぜなら、人々がウェブ上でユーザーをあなたのサイトに誘導するスパムリンクを発見し、あなたのウェブサイトやビジネスについて早まった結論を出してしまう事態を防止できるからだ」と述べた。
問題のあるリンクを手動で削除する手段をすべて試した後で、「disavow links」ツールを使ってみることをGoogleは勧めている。同ツールを利用するウェブマスターは、自分のサイトを選択した後で、問題のあるリンクを含むテキストファイルをアップロードするよう求められる。その後の作業はGoogleが行う。
しかし、Googleはこのツールの使用に際して注意を促している。問題のないリンクを誤ってツールにアップロードしてしまった場合、元に戻すのは依頼することで可能だが、このプロセスには数週間を要する可能性があるという。
このため、同社はこの新ツールの利用は限られたものになるだろうと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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