Appleは米国時間4月12日午後、「Flashback」を除去する統合ツールを公開した。Flashbackはユーザー情報を盗み出すよう作られたマルウェアで、つい先ごろ60万台以上のマシンに存在することが確認された。
Flashback除去ツールは同日公開されたJavaのセキュリティ更新に含まれており、Appleは2日前の10日、このツールをユーザーに提供する計画を目立たない形で発表していた。
Flashbackは、ウェブブラウザやその他のアプリケーションを通じてユーザーのパスワードなどの情報を取得するよう作られたマルウェアの一種だ。ユーザーは多くの場合、これを正規のブラウザプラグインと誤解して悪意のあるウェブサイトを訪問してしまう。その時点でFlashbackは個人情報を収集するためのコードをインストールし、この情報をリモートサーバに送り返す。Flashbackの直近の変種では、ユーザーの操作を必要とせずに自らをインストールできる。
Appleによると、今回の新ツールはFlashbackマルウェアの「最も一般的な変種」を削除するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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