アイモバイルは4月12日、クルマのフロントウィンドウに取り付けたカメラの映像から人やクルマ、二輪車、車線を認識して、事故を未然に防ぐための警告を発する「Mobileye(モービルアイ)衝突防止補助システム」を個人向けに販売すると発表した。
価格は取り付け費用込みで13万5000円。4月中旬より東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で販売および取り付けを行うとしている。
Mobileye 衝突防止補助システムは、映像を取り込むカメラユニットと、警報を表示するディスプレイユニット、クルマのCANデータなどを取り込みシステム全体の制御を行うコントロールユニットで構成されている。
システムにはオランダのMobileyeが開発した「EyeQ2 画像処理半導体」が組み込まれており、カメラの映像から歩行者や車両、二輪車、自転車、車線を検知できる。認識した情報と車の車速といった運転情報から計算を行い、衝突や車線逸脱の危険を察知すると警報でドライバーに知らせるしくみだ。ただし、自動ブレーキによって車両を停止させる制御機能はない。
EyeQ2 画像処理半導体は、BMW、ボルボ、フォード、GM、オペル、シトロエン、ヒュンダイなど多くの自動車メーカーが採用しており、BMW5シリーズ/6シリーズ/7シリーズなど、EyeQ2 画像処理半導体を組み込んだ市販車も数多く販売されているという。また、国内の自動車メーカーでもEyeQ2 画像処理半導体を搭載した市販車の販売が計画されているとしている。
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