Appleの新しい「iPad」は動作時に前機種よりも熱くなると、一部のユーザーが報告している。しかし、カリフォルニア州クパチーノを拠点とするAppleは、正常であると述べている。
あるApple関係者は米国時間3月20日、米CNETに対し、「新しいiPadは、素晴らしい『Retina Display』、『A5X』チップ、4G LTEサポートに加えて、10時間のバッテリ持続時間を提供しつつ、われわれの熱仕様の範囲内で動作する」と述べた。「懸念のあるユーザーは、AppleCareに連絡してほしい」(同関係者)
新しく発売された同タブレットの発熱に関する報告について、Appleの回答を最初に報じたのはAll Things Digitalだった。Consumer Reportsは、この問題について調査中であると述べた。
新しいiPadが16日に発売されて以来、4つの隅のうちの1つがこれまでの「iPad」よりも高温になると、一部のユーザーが苦情を述べている。Appleの仕様ページには、同タブレットの動作温度範囲は華氏32~95度(摂氏0~35度)であると記載されている。
ドイツの技術サイトTweakers.netは最近になって、赤外線カメラを使用してiPadが実際にどこまで高温になるかを調査している。同サイトによると、GLBenchmarkを5分間実行したところ、同タブレットは最高で華氏92.5度(摂氏33.6度)に達したという。同じ調査において、「iPad 2」は最高で華氏82.9度(摂氏28.3度)だった。
どのくらいの温度になると、iPadは熱すぎることになるのだろうか?Appleは、同社が独自に定める温度条件の範囲内でiPadは動作していると主張し、そのとおりであることはTweakers.netによって確認されているようである。しかし、あるフォーラムの投稿者は、iPadが非常に高温になり、iPadの温度を下げる必要があることを伝えるメッセージが表示されたと述べている。ただしこの投稿者は、端末を直射日光の下で使用していたことを認めている。直射日光の下で長時間使用すれば、どのような機器でもダメージを受ける可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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