無線通信の国際規格であるNFC(Near Field Communication)の展示会「NFC & Smart WORLD 2012」が東京ビッグサイトで開催中だ。NFCに関する最新技術やソリューションを一堂に集めた国内初の展示会で、3月6~9日の4日間にわたって開催される。
大日本印刷(DNP)のブースでは、スマートフォン内で決済、クーポン、会員証などのさまざまなアプリを一元管理できる「モバイルWalletサービス」や、NFC搭載スマートフォンをかざすだけでデータ転送ができる「NFCプラグ」、クーポン情報などを取得できる「スマートポスター」などが展示されている。
トッパンフォームズは、日本ヒューレットパッカードと協業し、NFC技術を活用したクラウド型決済プラットフォームサービス「Thincacloud(シンカクラウド)」を出展。決済機器側に暗号鍵を持たず、サーバ側でオンライン処理を行うシンクライアント方式により、端末コストを低減するほか、複数ブランドの電子マネーが利用できる。Thincacloudと連携したサービスとして、凸版印刷は電子チラシサイト「Shufoo!(シュフー)」において、チラシで気になった商品をその場で決済して購入できるサービスを展示している。
そのほか、ソニーブースでは、FeliCa Lite対応の小型セットトップボックス「SSTV」や、タンブラーの底面にFeliCa Liteを内蔵することで、ディスペンサーにタンブラーをかざすだけで決済できたり、飲料のクーポン情報が得られるソリューションを展示。NFC搭載スマートフォンを置くだけで入力できるキーボードなども展示されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」