Googleは米国時間2月14日、同社が世界最大のパブリックDNSサービスとなったことを発表した。1日あたり700億件以上のDNSリクエストを処理しているという。
「Google Public DNS」のソフトウェアエンジニアを務めるJeremy K. Chen氏は声明で、「われわれは2009年12月、誰にとってもウェブを高速なものにすることに寄与するため、Google Public DNSを立ち上げた」と述べた、「今日、われわれは、もはや実験的なサービスではなくなった」と続けた。
Chen氏はDNSについて、インターネット上の電話帳のように機能するものだと説明する。「無数の電話番号を毎日調べる必要がある場合、高速で安全かつ正確な住所氏名録が必要になる」(Chen氏)
Googleが自社のDNSサービスを開始した2009年当時、同社の目標は、サーバの役割を調査することでインターネットを高速化することにあった。問題の解決や過去2年にわたる急激な成長を経た現在、Googleは強大なトラフィックを誇るようになり、それは米国だけでなく、南米、欧州、アジアにおいても同様となった。
Googleが同社DNSサービスをより円滑に動作させるための取り組みの一環には、世界中にサーバを持つCDNとの協力があった。Googleは、情報をCDNに渡すための方法を考案し、ユーザーを最も近いサーバに振り分けることでインターネットサービスの高速化を図った。
Chen氏は、「また、オーストラリア、インド、日本、ナイジェリアなど、Google Public DNSサーバを置いていなかった地域にも全く新しいアクセスポイントを追加した」ことも明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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