NPD Groupの調査によると、2011年第4四半期に米国で最も多くの携帯電話を販売したブランドはAppleだったという。しかし、スマートフォン購入者の48%が「Android」スマートフォンを選んだ(「iOS」は43%)だけでなく、スマートフォンを初めて購入するユーザーではその差が広がり、半分以上となる57%のユーザーがAndroidを、かなり下回って34%がAppleのスマートフォンを購入した。
NPD GroupのConnected Intelligenceでエグゼクティブディレクターを務めるRoss Rubin氏は、このレポートの中で、Androidの「アプリの豊富な品ぞろえ」が人々をひきつけていると説明している。また、「AndroidはVerizonのLTEをサポートしているため、同社の高速ネットワークを利用したいと思っている利用者にとって唯一の選択肢となった」と指摘した。
Androidが成功しているもう1つの理由として、Appleが提供するモデルは3種類(「iPhone 3G」「iPhone 4」「iPhone 4S」)であるのに対し、GoogleのOEMパートナーは、価格、機能、通信事業者などの点でより多くの選択肢を提供していることも挙げられるだろう。
ただし、この戦略は両刃の剣だ。Androidは断片化が問題となっており、また、Appleとは違って、単一のモバイルOEMブランドが市場シェアの大部分を占めているわけではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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