NTTドコモは1月3日、通信設備の故障でspモードメールが利用しづらい状況が発生していた1月1日~1月2日に、宛先アドレスにメールが届かない場合に送られる不達メッセージが、約20万人に届いていなかったことを発表した。対象者には、1月11日以降に送付する利用料金の請求書内で個別に通知する。ドコモでは「再発防止に向けて今後も引き続き対応していく」としている。
spモードメールが利用しづらい事象が発生したのは、1月1日21時30分頃~22時35分、1月1日23時3分頃~1月2日午前0時45分。ドコモでは、今回の障害はspモードのサーバの故障が原因であり、年末年始に送信される「あけおめメール」などによるトラフィックの増加は関係していないと説明している。
spモードメールの不具合は2011年12月20日にも発生しており、spモードサーバでの輻輳をきっかけに、同サービスを利用する一部の顧客のメールアドレスが、別のメールアドレスに置き換えられるなどの事象が発生、約1万9000人に影響を与えた。ドコモでは12月25日付で「ネットワーク基盤高度化対策本部」を設置している。
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