Googleは、「Android 4.0」オペレーティングシステム(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)の新しいベースバージョンとして、「Android 4.0.3」をリリースした。複数の機能改善とバグ修正を施したものだという。
Googleが米国時間12月16日付のAndroid Developers Blog記事で明らかにしたところによると、携帯電話やタブレット製品は「今後数週間」のうちにAndroid 4.0.3に対応する予定だ。
そのため、Googleは開発者に対し、モバイルアプリケーションをこのAndroid最新版でテストすることを勧めている。詳細は明らかにしていないが、グラフィックス、データベース、スペルチェック、Bluetoothなどの機能に改善を施したとGoogleは述べている。
また、Android 4.0.3に新たに追加されたAPIによって、開発者はその他の機能も利用できる。
カレンダーアプリケーション向けのAPIでは、イベントを色分けしてわかりやすくしたり、参加者の詳細情報を追加したりできる。
また別のAPIでは、カメラ用アプリケーションで動画撮影の手ぶれ補正を管理したり、必要に応じてQVGA解像度のプロファイルを使用することが可能になる。
ステータス更新やチェックインなどのデータを使用するアプリケーションでは、その情報をユーザーの連絡先情報と同期させて、連絡先の相手が今何をしていて、何を言っているのかを表示できる。またAndroid 4.0.3では、スクリーンリーダーのアクセスが改善され、テキスト音声変換エンジンに最新ステータスとエラーを通知できるようになった。
さらなる詳細については、「Android Developers」サイトにAPIの概要が掲載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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