Appleは、新しいハードウェアの特徴を生かすためと称して、薄いほど良いとする理念を棚上げにするのだろうか。iLoungeの記事を信じるなら、次世代の「iPad」ではそうなる可能性がある。
Apple関連のニュースとレビューを掲載しているiLoungeは米国時間11月18日、「きわめて信頼できる情報筋」の話として、第3世代のiPadが現行のモデルより(大幅にではないが)厚くなる可能性があると報じた。厚みが増すのはさらに高解像度のディスプレイに必要なデュアルライトバーのバックライトシステムを収めるためだという。ただし、iLoungeの予測によると厚くなるといっても0.7mmなので、アクセサリメーカーは安堵の息をつけるかもしれない。
この記事で注目すべきもう1つの話は、次世代の「iPhone」に非常に大きな変更が加えられる可能性があるとするもので、iLoungeによれば、発売は2012年夏になるという。iLoungeは記事の中で、Appleが画面を大きくして4インチディスプレイに移行するとの話をまた持ち出している。これは、重要なデザイン変更が行われるという噂とともに10月の「iPhone 4S」発表直前まで多くの人が予想していた話で、競合するデバイスメーカーでは4インチサイズが人気となっていることがその背景にある。
またこの情報筋によれば、ディスプレイの変更に加え、AppleはiPhoneを金属製のボディに変更する予定だという。ただし、これもiPhone 4Sのリリース前によく流れた噂だ。Appleはこれまでのところ、すべてのiPhoneの外枠に金属を使用している。当初はディスプレイ周囲の枠として使っていたが、「iPhone 4」とiPhone 4Sでは本体側面を構成する外部アンテナに金属が使われている。だがAppleは、10月にiPhone 4Sを発表した際、なおもガラスを使用していることを強調した。
そして最後に、Appleの「MacBook Pro」製品ラインが2012年に全面改定されるとの予想をiLoungeは掲載している。特長についてはほとんど触れていないが、「今より薄く、という考え方」をすべきだとiLoungeは述べている。MacBook Proの製品ラインが2012年に次世代に移行するという噂は数カ月前から流れている。この前の大きな変更は、ユニボディ構造への移行を果たした2008年だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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