新しいアップデートをインストールした後でコンピュータの再起動を求められることを嫌う「Windows」ユーザーは、「Windows 8」でいくらかの安心感を得られるかもしれない。
Microsoftは、Windows 8ではパッチやバグフィックス、そのほかのWindowsアップデートのインストール完了後に再起動を求められることが減ると約束している。
アップデートする必要のあるファイルが使用中の場合、PCが再起動されるまで修正を加えることができないという単純な理由から、再起動は時として必要悪である。しかし、まさにそのことが理由でユーザーはアップデートに苛立ちを感じているということを、Microsoftは明らかに認識している。
Windows Update担当グループプログラムマネージャーであるFarzana Rahman氏は米国時間11月14日、Building Windows 8ブログの最新版の中で、「Windows Updateに関して最も頻繁に話題に上ることの1つは、自動アップデートの過程で実行される再起動がもたらす混乱だ。そして、それが問題になるのは当然である。再起動は、ユーザーが何か重要なことをしている最中に割り込んでくるからだ」と書いている。
Windows 8では、Windows Update機能はMicrosoftのお馴染みの「Patch Tuesday」が提供される日に、その月のすべての再起動をまとめて実行する。つまり、再起動を必要とするすべてのアップデートは毎月の第2火曜日まで実施されないので、基本的にユーザーは月に1回しかPCの再起動を求められなくなる。例外的に再起動が実行されるのは、即座に適用しなければならない深刻なセキュリティアップデートがある場合のみだ。
アップデートの完了後、新しいWindows Updateプロセスは予定されているすべてのアップデートをユーザーに通知し、再起動のための時間を十分に与える。その通知はWindows 8のログイン画面上にメッセージとしてポップアップ表示され、3日間そこに表示され続ける。そのため、予定されている再起動に関するリマインダーやダイアログボックスがユーザーに何度も表示されることはない。
その3日間の期限が過ぎると、Windows 8は自動再起動のメッセージを表示するが、それはPCがロックされている場合か、実行中のアプリケーションや開かれたファイルがない場合に限られる。そのため、作業内容が失われる可能性はない。
さらに、再起動に関するあらゆる通知は、ユーザーが文書の編集やゲームのプレー、映画鑑賞を行っている最中に邪魔をしないように配慮し、ユーザーにあまり迷惑がかからないときを見計らって表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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