Quarkは9月1日、DTPソフト「QuarkXPress」の最新版「QuarkXPress 9.1」を公開し、「QuarkXPress 9」のユーザー向けに無償アップデータを提供開始した。
QuarkXPress 9.1では、iPadアプリの作成、発行のための機能が強化され、コンテンツのデザインからアプリの作成、iPadでのテスト、App Storeでの公開まで可能な統合ツールセット「App Studio」が利用できるようになった。
同梱されているMac OS X用ソフトウェア「App Studio Factory」には、アプリ内での購入や購読といった機能がテンプレートとして用意されているため、プログラミングなしでiPad向けの電子書籍アプリを作成、発行できる。
App Studioは、アプリの作成とテスト、コンテンツの作成とプレビューまでは無料で利用可能。アプリとコンテンツを発行する際に、アプリテンプレートライセンスとコンテンツライセンスパックをQuarkから購入するシステムとなっている。
これらのライセンスは、作成したアプリや、アプリ向けに発行するコンテンツごとに必要だが、アプリやコンテンツを一度発行すれば、継続的にQuarkに利用料を支払う必要はない。料金は、1回限りの単独コンテンツ向けのアプリを作成する場合で、1万3000円のアプリテンプレートライセンスと、3万2000円の1コンテンツ分のライセンスパックが必要となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」