Adobe Systemsは米国時間3月8日、雑誌のようなレイアウトのウェブページをより簡単に作成できるという新しい標準「CSS Regions」(PDF)をWorld Wide Web Consortium(W3C)に提案した。Adobeはこの技術を、シリコンバレーで開催のCSS Working Groupのミーティングでも説明している。
雑誌風のレイアウトはAdobeの「InDesign」ソフトウェアの中心的な部分だ。各種ウェブ標準の機能が改善されれば、AdobeはInDesignユーザーに対し、ウェブ向けのデザインを作成する機能を容易に提供できるようになる。
Adobeがその方向に進んでいることを示すものがいくつかある。同社は今週、「Flash」コンテンツをCSS、JavaScript、HTMLを用いたウェブコンテンツに変換するツール「Wallaby」を発表している。また、先週リリースされた「Adobe Digital Publishing Suite」では、InDesignのコンテンツから、「iPad」「MOTOROLA XOOM」「BlackBerry PlayBook」などにダウンロードできるバージョンを生成できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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