全国銀行協会(全銀協)はこのほど、「インターネット・バンキングによる預金等不正引出し」に関するアンケートの調査結果を公表した。調査は同協会の正会員・準会員182行を対象に3カ月ごとに実施されているもの。今回、2007年4〜6月末における、預金不正引き出し件数が報告された。
調査の結果、インターネット・バンキングによる預金の不正引き出し件数は41件、被害額は5800万円にのぼった。被害件数は、前回調査(1〜3月)の30件、1800万円に対して大幅に増加。調査が開始された2005年4〜6月期の被害件数2件、被害額額100万円に比べ、件数は約20倍、被害額は58倍増加している。
アンケートの回答は、被害者から銀行に届出があり、銀行側が該当口座からの不正な引き出しを確認された件数、および金額の総計がまとめられている。
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