IPAは11月4日、2005年10月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表した。
今回の発表によるとコンピュータウイルスの検出数は約319万個で、届出数は4071件となり、9月の検出数約323万個、届出件数4723件からみると減少傾向にある。検出数の1位はW32/Netskyで、総検出数の約8割を占めている。 10月に初めて届出があったのはW32/LicumやW32/Fanbotで、いずれもWindowsのセキュリティホールを使い感染を拡大するタイプになる。不正アクセスの届出は22件で、そのうちの15件が被害にあっている。相談件数は全35件で、被害のあった件数は25件だ。
スパイウェアについては、メールアドレス収集型やオンラインゲームのID、パスワードを盗むものなど多様化していると示唆している。IPAではスパイウエア対策のしおりを改訂し、注意を促している。また、社会的に問題となっている「ワンクリック詐欺」は10月に108件の相談があり、これまでで最悪の結果となっている。
IPAではこれまでの事例を交え、ウイルス、スパイウェア、ワンクリック詐欺などインターネット上の脅威について、問題点や対策方法などをホームページ上で公開。多方面へ注意を呼びかけている。
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