中国のキングソフト、日本の個人向けセキュリティ市場に参入--100万本無償提供

田中好伸(編集部)2005年09月14日 20時43分

 ソフト開発のキングソフトは9月14日、セキュリティソフト「キングソフトインターネットセキュリティ2006」の発売を始めた。100万本を無償で提供する。同社サイトからダウンロードできる

 キングソフトインターネットセキュリティ2006は、ウイルス対策ソフト、ファイアウォールソフト、スパイウェア対策ソフトの3本からなる。使用開始後1年間は無償で利用できるが、2年目以降は年間980円で継続利用できる。なお、100万本以降は無償使用期間が6ヶ月になる。対応する基本ソフト(OS)はWindows98SE以上で、Pentium200メガヘルツ以上の中央演算処理装置(CPU)で動作する。

 キングソフトは、中国のソフト開発企業「金山軟件」の日本支社であり、キングソフトインターネットセキュリティは、金山軟件が開発したセキュリティソフト「金山毒覇」を日本語化したもの。金山毒覇は中国市場で32.4%のシェア(2004年)を獲得しているという。

 キングソフトでは、日本の個人向けセキュリティソフト市場は大手の寡占状態にあると判断している。日本市場に参入するには、まずは無料で利用してもらい、品質の良さを実感してもらいたいとして、100万本の無償提供に踏み切った。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]