富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL、本社:神奈川県川崎市、斎藤 潔社長)は、企業内に多数存在するパソコンを一元管理し、安全性を確保することを目的とした製品群「PC/Safeシリーズ」の情報漏えい対策を強化し、7月26日から販売を開始した。
これまで同社では、パソコン環境の安全性を確保する製品群「PC/Safeシリーズ」の提供とともに、富士通のパートナー各社とセキュリティ製品を開発するコンソーシアムを形成し、企業内の包括的なパソコンセキュリティ対策支援を推進してきた。その成果を反映して、今回、組織内部からの情報漏えいを防止するため、サーバー内の機密データ持ち出し対策の機能を強化した。
具体的には、ファイルサーバー上の保護対象ファイルやフォルダの参照、コピー、移動、印刷、名前を付けて保存などの操作や、クライアントパソコンの外部記憶媒体の使用などに、ユーザーごと、クライアントごとのアクセス権が設定できるため、企業内情報の持ち出しを抑止することができる。
さらに、ファイルサーバー上の保護対象ファイルの各操作や、サーバーへの不正接続、クライアントパソコンのドライブ構成変更などのログを取ることで、ファイルサーバーとパソコン操作履歴の把握と、情報漏えい時の追跡調査を容易にした。価格は、サーバーライセンスが50万円、クライアントライセンスが9800円。今後2年間で、20億円の売り上げを見込んでいる。
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