日立製作所は7月14日、セキュリティソリューションSecureplazaの「情報漏えい防止ソリューション」製品系列の新製品として、秘密分散法を利用してセキュリティ向上を図る「モバイル割符」を発表した。
秘密分散法とは、暗号化した情報を複数に分割して別々に保存する手法。分散された情報をすべて集めないと元の状態に戻せないので、セキュリティが高まる。
モバイル割符は秘密分散法を適用した保存方法を採用し、情報の漏えい防止を実現するソリューション。暗号化後のデータをPCの内蔵HDDと取り外し可能なUSBメモリに分けて保存することで、PCの盗難/紛失時にも情報の漏えいを防止できる。さらに、「従来の方式と違い、データファイルだけでなく(システムファイル以外の)プログラムなどを保存したフォルダの暗号化も可能」(同社)。
同社はモバイル割符(基本セット)として、モバイル割符基本ソフトウェア、インストールCD-ROM、USBメモリ(64Mバイト)、マニュアル、標準キッティングの10ユーザーライセンスをパッケージ化した。USBメモリは、64Mバイト品のほか128Mバイト/256Mバイト/512Mバイト品も用意する。
税込み価格は11万4000円から。7月21日に販売を開始する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス