オンライン動画プラットフォームのプロバイダーであるBrightcoveは、「Flash」非対応というAppleの「iPad」のすき間をHTML5ビデオで埋めようとしている。
Brightcoveは米国時間3月29日、AppleのiPadや「iPhone」「iPod touch」といったデバイス向けに動画配信を可能にする「Brightcove Experience for HTML5」を発表した。
AppleとAdobeのFlashをめぐる論争など、動画フォーマットは現在、大きな混乱状態にある。その一方で、Googleは動画配信にHTML5を使うことを強く推奨している。これに標準としてのH.264を加えると、ビデオパブリッシャーにとっては複雑な事態になるかもしれない。
Brightcoveの最新ソフトウェアは、デバイス検出やH.264でエンコードされたコンテンツの再生が可能。Brightcoveによると、同社はBrightcove Experienceの今後のバージョンで、カスタマイズや広告、解析、ソーシャル共有といった機能を追加する予定だという。
Time Inc.やThe New York TimesといったパブリッシャーはBrightcoveのHTML5ソフトウェアを使って、自社のサイトをiPadに提供する予定だ。Brightcoveは、ほかのパブリッシャーもこれに追随してほしいと考えている。
Brightcoveの既存顧客は新ソフトウェアを無料で利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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