コンテンツ事業の拡充を続ける米Yahooは、米国時間3月17日、Citizen Sportsの買収計画を発表した。
Citizen Sportsは、スポーツファン向けに「Facebook」ならびに「iPhone」用アプリを開発し、各チームやファンタジースポーツに関するコミュニティーの構築を主な目的としている。買収の概要を示したプレスリリースによると、計画には、Citizen SportsのソーシャルメディアアプリをYahooが取り込み、Yahoo Sportsが制作するコンテンツをアプリに提供するといったことが含まれているようだ。
買収の金銭的条件は明らかにされていない。3月に入ってメディア向けに開催されたYahoo設立15周年記念イベントで、最高経営責任者(CEO)のCarol Bartz氏は、重荷になっていたと思われる旧事業の多くを整理したので、まもなく小規模な買収を数件行うつもりだという趣旨の発言をしていた。
Yahooのコンテンツ事業はこの1年間、優先事項の1つとされてきた。Yahoo Sportsは、大学スポーツの選手スカウトに絡むスキャンダルのスクープで、この数年間に業界である程度認められるようになり、Yahooのコンテンツ事業のなかでも比較的人気が高い分野の1つとなっている。
Yahooは、第2四半期中に買収を完了したいと考えている。これはつまり、全米大学体育協会(NCAA)のバスケットボールトーナメントとTiger Woods氏のマスターズでの大会復帰という、2010年の二大スポーツイベントには、おそらく間に合わないということだ(ちなみにCBS Interactiveの親会社であるCBSが両イベントを米国でテレビ放映するので、そちらを見てほしい)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス