GoogleがSuper BowlにCMを出すのは初めてのことだった。さらに言うと、そもそも同社のテレビCMはほとんどなく、その数少ない例となった。カリフォルニア州マウンテンビューを本拠とするテクノロジ大手Googleは米国時間2月7日、Super Bowl XLIVの第3クォーター中に、「Parisian Love」(パリの恋)というCMを放映した。これは、Googleの検索キーワードという形で恋物語を綴ったバレンタインデーの時期にぴったりのCMだ。
CMでは検索キーワードが時とともに移り変わっている。キーワードは「study abroad paris france」(フランス パリ 留学)から始まり、「how to impress a french girl」(フランスの女性にもてるためには)、「what are truffles」(トリュフとは)を経て、やがて「long-distance relationship advice」(遠距離恋愛のアドバイス)に至り、最後には「how to assemble a crib」(ベビーベッドの組み立て方)となる。
GoogleがSuper BowlにCMを出すという話は、同社の最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏がTwitterへの投稿で、第3クォーター中に放映されるだろうとほのめかしたときから広まった。一時はスマートフォン「Nexus One」を宣伝するCMになるといううわさ(結局は事実でないことが判明したが)も流れた。ふたを開けてみると、「Parisian Love」は2009年11月19日からGoogleの広告キャンペーン「Search Stories」の一環としてYouTubeで公開されているものだった。Super Bowlの時点まではオンラインでだけ見ることができた。YouTubeでの視聴回数は100万ビュー超に達していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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