Amazonは既に、無料の「iPhone」向け「Kindle」アプリケーションを提供している。そして、同社は近いうちに、無料の「Windows」搭載PC向けKindleアプリケーションを公開する予定だ。
この新アプリケーションのダウンロード提供が開始されるのは11月になる予定だが、Microsoftは米国時間10月22日、ニューヨーク市での「Windows 7」ローンチイベントにおいて、アプリケーションのデモを行った。iPhone向けアプリケーションと同様に、PC向けKindleも、ユーザーのPCをKindleアカウントに接続可能な電子書籍リーダーに変身させる(Kindleを所有していなくても、Kindleアカウントの開設は可能)。アプリケーションのインストールが完了すると、ユーザーは有線または無線のネットワーク接続を通して、Kindleの電子書籍や雑誌をPCに送信できるようになる。逆に、自宅(またはそのほかの場所)にいる間はPCで電子書籍を読んで、その後、その電子書籍をiPhoneやKindleに送信し、前回中断したところから読書を再開することもできる。
「われわれは顧客から、より幅広いコンテンツと多様なフォームファクタにアクセスしたいとの要望を受けていた」とMicrosoftのWindowsプラットフォーム戦略担当コーポレートバイスプレジデントMike Nash氏は述べた。「PC向けKindleの発表によって、Amazonは世界で最も幅広く使用されているプラットフォーム上で、豊富な品揃えを誇るKindle書籍の利用を可能にしている」(Nash氏)
AmazonとMicrosoftの両社は、PC向けKindleは「Windows Touch」を含む新しいWindows 7 OSの複数の機能を利用していることのアピールを忘れなかった。さらに、このアプリケーションはWindows 7だけでなく、Windows XPやWindows Vistaを搭載したPCにも対応する予定である。
主な特徴は次のとおりだ。
それでは、「Mac」向けのKindleアプリケーションは、どうなっているのだろうか。Amazon.comのコミュニケーション担当ディレクターであるDrew Herdener氏は、「Mac向けKindleは今後数カ月以内に発表する予定だ」とわれわれに話している。さらに、Herdener氏は「Blackberry」向けKindleが近いうちに登場することも認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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