ハイエンド電話機向け「Google AdSense」の開始により、PCからスマートフォンへの広告の進出が、また一歩前進した。
Googleが米国時間10月5日にブログ投稿で発表したところによると、ウェブパブリッシャーは、スマートフォンで使用されるHTMLブラウザを想定して、AdSense広告(サードパーティーのパブリッシャーが自らのウェブサイト上に表示させる「Google AdWords」テキスト広告の集まり)を作成できるようになるという。これまでも、広告主は旧式の携帯電話ブラウザが処理できる小型のモバイル広告を掲載することが可能だった。しかし、今回の発表により、「iPhone」や「Palm Pre」「Android」搭載携帯電話機で使用されているような、より洗練されたブラウザ上で、より洗練された広告を表示させるオプションを利用できるようになる。
Googleが今後数年間、興味深く注視するであろうことの1つに、同社がPCベースの検索と検索広告で確立したような支配的地位をモバイルデバイスの分野でも築けるかどうか、ということが挙げられる。どう考えても、スマートモバイルデバイスが今後数年間、すさまじい勢いで成長することは間違いない。また、それらのデバイスは既に、かなり強力なコンピューティング能力を有するまでになっている。
ユーザーがそうした小型スクリーンを通してオンラインで過ごす時間が長くなるにつれて、広告主とGoogleが利益を上げる機会が生まれるだろう。さらに、Googleは同社の広告パートナーに対し、モバイル検索上でAdWords広告を掲載したり、iPhoneやAndroid搭載デバイス向けモバイルアプリケーション内にAdSense広告を表示させたりする機会も提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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