Appleは、このほど実施された「MobileMe」の最新アップデートに関する情報を明らかにした。障害に悩まされてきたMobileMeは、2008年9月末にアップデートがなされ、いくつかの変更や修正が加えられた。
米国時間2008年10月29日に公開された情報によると、最新の既知のアップデートは、主にMobileMeの電子メールとカレンダーに関する変更が関係している。とりわけ、この2つの分野は、まだ問題も残るまま7月にサービスが開始されて以来、数々の問題にさらされてきた。
明らかにAppleは、MobileMeの改善に取り組んでいることを、とりわけ具体的に示したいと考えているようだ。アップデートに関する情報のページ上で、Appleは「サーバ側でのアップデートは、Mac OS Xや、MicrosoftのWindowsなどの標準的なソフトウェアアップデートと比較しても、影響が少なく、実際にアップデートがなされていることさえ、容易には気づきにくい。多くの場合、こうしたアップデートに気づく唯一のきっかけは、『以前よりも、よく動作するようになった』と感じるようになる以外にはない」と説明している。
今回の変更により、ログイン時の、またInternet Explorer 7(IE7)の使用時や、迷惑メールフィルタの利用中に、MobileMeの電子メールのパフォーマンスが向上しているという。さらに、「全員に返信」を選択したり、キーボードショートカットを使用したり、連絡先への追加を行ったりする際に生じていた問題の修正がなされている。
カレンダーの変更点には、MozillaのFirefox 3で、ビューを切り替えたり、非常に多くの「To Do」リストを処理しようとしたりする際に生じていた、パフォーマンス低下の問題の改善などが含まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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