Wikiaが米国時間6月3日午前、物議を醸している検索エンジン「Wikia Search」に、画期的な機能を追加した。
同日提供開始されたこの新機能により、Wikia Search上で検索した結果が十分でないと思われる場合に、ユーザーが検索結果を編集できる。あるユーザーが加えた修正は、そのユーザーが実行する検索の結果だけでなく、全ユーザーによる検索の結果に反映されることになる。
Wikia Searchは、マシンでインデックス化された約3000万ページの小規模なサブセットで立ち上げ、これをベースにユーザーが検索結果を拡充できるようにする。Wikia(およびWikipedia)の共同創設者であるJimmy Wales氏は、ウェブを「すべてクロールしたものとは言い難い」ことを認めているが、これは出発点だ。
Wikia Searchでユーザーが行える編集は広範囲にわたっている。検索結果ページで、その検索結果の順位があまりに低い、あるいは高いと思ったら、ユーザーが評価をつけて検索結果の順位に影響を及ぼすことができる。検索結果を完全に削除することも、新たな検索結果を手作業で追加することも可能だ。また、検索結果のテキストの書き換えも可能で、検索結果にコードを追加すること(たとえば、Googleの「サイト内検索」のように、サイト指定検索用の検索ボックスを結果ページに挿入するなど)もできる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス