「Adobe Acrobat 9」の新しいPDF Portfolios機能を使って、ユーザーはコンテンツをポートフォリオにドラッグ&ドロップし、豊富なレイアウトとプレゼンテーションオプションの中から選ぶことができる。
「Adobe Acrobat Pro Extended 9」にのみ搭載されるマッピング機能では、空間座標が維持され、ユーザーはロケーションにマークを付けて距離を測定できる。
次のAcrobatでは、ウェブページのスナップショットを取り込み、リンクやアニメーションを維持したまま、ページの全体または一部をPDFに変換することが可能になる。
開発者は、「Adobe Flex Builder 3」または「Adobe Flash CS3」を使って、レイアウトを調整できる。
また、Adobeは、企業がより簡単にテーマやカスタムロゴに合わせた視覚的なページを作成できるようにし、文書比較ツールを改良した。
オンラインフォームの作成のため、Acrobat 9では、入力可能なフィールドに変換できるコンテンツの認識機能が追加されている。また、フォームトラッキングダッシュボードでは、たとえば、大規模なパーティーの招待状メールへの応答状況が表示され、ユーザーはゲストに確認メールを送信できる。返事は、並び替え、フィルタリング、スプレッドシートへの書き出しが可能だ。
Acrobat 9ではセキュリティが強化されており、オンライン銀行で使われている256ビット暗号をPDFに追加できる。
「Adobe Acrobat 8」の主なセールスポイントであった注釈ツールでは、複数の単語や語句に加えて、数字パターンの検索も行えるようになる。たとえば、企業は意図せずに記載されてしまった社会保障番号や開発中の極秘製品に関するすべての言及を簡単に見つけ出して削除することができるため、情報漏えいの危険を回避できる。
ビジネスユーザーは文書を開く際に、オンラインのAcrobat、SharePointワークスペース、ネットワークフォルダ、WebDAVを選ぶようになるかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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