カリフォルニア州パロアルト発--Facebook幹部のChamath Palihapitiya氏は米国時間5月21日、Facebookは、企業がプライバシーを尊重するのであれば、Googleを含めどの企業とも協業するつもりだ、と述べた。
Palihapitiya氏は、Googleが開始した新しいソーシャルネットワークアプリケーション「Friend Connect」を巡って両者が対立していることについて、「空騒ぎだ」と述べた。
Facebookでプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントを務めるPalihapitiya氏は、当地で開催の報道機関向けイベントの後にインタビューに応じ、「Googleはわれわれの利用規約を違反するアプリケーションを構築した。そこで、われわれは修正を求めた。Googleに限らず、われわれの利用規約を違反する場合、どこに対しても同じことを要求をしている」と述べた。
そして、「修正されるまで一時的に遮断した。Friend Connectがわれわれの利用規約を満たすのを待っているところだ」とPalihapitiya氏は付け加えた。
数日前には、Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏が、GoogleによるFacebookのデータ使用をめぐる問題を解決するため、同社との話し合いを望んでいる、と述べている。
FacebookとGoogleは、Googleが開始したFriend Connectサービスを巡って対立している。Friend Connectは、ウェブサイトにソーシャルネットワーク機能を付加できるサービスだ。Friend Connectは、Facebookユーザーの情報を、ユーザーに通知することなく他の開発者に再配信するもので、これは自社の利用規約に反するものだ、とFacebookは主張している。Googleはこの主張を否定し、Friend Connectを導入するための手引き書を自社ウェブサイトで公開している。
Facebookはまた、「Facebook Connect」経由で外部のウェブサイトにデータを移植できるよう、APIを拡張することも明らかにしている。
「われわれは、ユーザーが自分の情報をコントロールできることに力を注いでいる。(われわれはFriend Connectを遮断した)サードパーティーのサイトにメンバーの情報を尊重してもらいたい」とPalihapitiya氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」