Twitterがとうとう、新しいもの好きのオタクたちの玩具から一般大衆の道具に変わる日がやってきたのだろうか? Twitterの創設者であるBiz Stone氏が複数のメンバーに送った電子メールによると、9月に発表される「MTV Video Music Awards」(VMA)に関連して、このマイクロブログサービスが天下のMTV Networksと手を結ぶことになったという。
今のところ、提携内容が完全に明らかになったわけではない。Twitterでは、アカデミー賞のオスカー像にならって、ポップカルチャー界の賞VMAのマスコット「Moonman」のアカウントが設定されている。メールの中でStone氏は、VMAとTwitterの関係は拡大していくだろうと説明している。「(MTVは)アーティストや有名人を巻き込む面白いアイデアをいくつか出している。たとえば、米国時間9月9日の授賞式の放送まで週末中ずっと、ラスベガスからMoonmanの書き込みを行うことなどだ」とStone氏は書き、Twitterがテレビで特集される、とも付け加えた。
Twitterにとって、これは本当の意味で名を上げるチャンスとなる。2007年春にテキサス州オースティンで開催された「South by Southwest Interactive Festival」で、ソーシャルメディア愛好者から熱烈な支持を受けて以来、Twitterは、大きくもてはやされてきた。しかし、使うのはFacebookやMySpace、Last.fmのようなソーシャルネットワーキングサイトだけと決めている人への浸透という点では、それほど成功していない。MTVとの提携は、どうにもバツの悪い大失敗に終わるかもしれないし、この小さなサイトに大きな飛躍をもたらすかもしれない。
ちょっと想像してみてほしい。今度、地元のショッピングセンターに行ったら、Abercrombie & Fitchの店先で十代の女の子が携帯電話で何かテキストを打ち込んでいる。それはもしかするとTwitterで、自分が可愛い黒のフード付きパーカーをどれほど気に入ったかを書き込んでいるのかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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