UPDATE CNET News.comは米国時間6月27日、MySpace.comのビデオ業務担当ゼネラルマネージャーであるJeff Berman氏に取材し、同社の最新プロジェクト「MySpace TV」の詳細について聞いた。New York Times紙は26日、MySpaceが今週にもサイト内のビデオ事業を刷新し、myspacetv.com(現在はまだ未開設)に新しいビデオポータルを立ち上げて、プロアマ両方のメディアコンテンツを発信する予定だ、と報じていた。Berman氏が予想される内容を詳しく教えてくれた。
Berman氏は、「数カ月前からビデオ分野が忙しかったが、これは次に向けた第一歩に過ぎない」と語った。そして、MySpace TVのベータ版が週末までに運用開始されることや、「今後数カ月間は製品や機能強化が次々に発表され、極めて多忙だが有意義なものになる」ことを加えた。
MySpace TVはメインのMySpaceサイトからアクセス可能で、開始時には「今日の人気ビデオ」や特集映像、「マイビデオ」セクションが用意される。このセクションでは、ユーザーが自分のパーソナルチャンネルやプレイリストを作成できる。そして、クリックだけの簡単な操作で、ビデオをMySpaceの自分のプロファイルに埋め込んだり、フレンドリストの友人に「速報」として配信できる。
ビデオは、16種類のカテゴリに分類され、その多くがウェブのバイラルコンテンツで人気が最も高いとされる種類のものになるという。そのカテゴリは「動物」「アニメ/CGI」「車」「コメディーとユーモア」「エンターテインメント」「“エクストリーム”ビデオ」「教養」「音楽」「ニュースと政治」「学校と教育」「科学技術」「ビデオブログ」「スポーツ」「旅行と休暇」「ビデオゲーム」「奇抜系」となる予定。
しかし、これらのカテゴリの多くはアマチュアビデオの人気特化分野(動物のしぐさ、エクストリーム系スポーツのスタント、ビデオブログなど)を思わせるが、MySpace TVのコンテンツはユーザーによるものとプロによるものの両方が混在している。同サービスはNational Geographic、Reuters、The New York Times、FoxブランドのIGN Entertainmentなど、多数のパートナーとビデオ関連で提携している。また、音楽チャネルも用意され、MySpaceのプロフィールを持つ人気アーティストのミュージックビデオが配信される予定となっている。
Berman氏は、「今後も、これまでと同じような提携やプロモーションを進めていく」と説明し、MySpace TVのコンテンツが決してFoxのものだけにならないことを強調した。同氏は、「たとえば、現在はソニーのMinisodeコンテンツの人気が極めて高い。これらのエピソードのなかには、1週間足らずで数十万ビューを記録したものもある」と語っている。
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