ヤフーは6月18日、開発者向けサイト「Yahoo!デベロッパーネットワーク」において、日本語の文章を解析できるAPI「日本語形態素解析Webサービス」を公開した。
日本語形態素解析Webサービスは、ヤフーの日本語処理技術部がYahoo! JAPAN研究所と共同で開発を進めてきた形態素解析エンジン「Web MA」を社外の開発者向けにAPIとして公開するもの。このエンジンは、ヤフーのブログ検索や商品検索などのテキスト処理、ブログ検索の「評判検索機能」、「まとめ検索機能」などのテキストマイニング処理にも利用されている。
このAPIを利用することで、開発者は解析対象となる日本語の文章を形態素に分割し、品詞や読み、基本形を取得できるほか、対象となる文章に多く含まれている単語、その文章を構成する特徴的な単語などを把握することが可能だ。
また、すでに公開済みのAPIから取得したデータを解析することもできる。例えば、検索APIと組み合わせると、ブログ検索で提供している「類似記事検索機能」のような、関連性の高い文書を検索する機能を開発できるようになる。
なお、日本語形態素解析Webサービスは24時間以内で1IPアドレスにつき5万件のリクエストが上限、1リクエストの最大サイズは100KBに制限されている。
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