LiveJournalは米国時間5月31日、セックスをテーマにしたさまざまなディスカッショングループや、文学批評、ロールプレイングゲームに登場するフィクションのキャラクターグループに所属するアカウントを大量に削除してユーザーからかつてないほどの反発を受け、これに謝罪した。
LiveJournalを傘下に持つSix Apartの会長兼最高経営責任者(CEO)であるBarak Berkowitz氏は公式な発表で、「今回は本当に誤ったことをしてしまった」と述べ、同社が小児性愛に関連するディスカッションを撲滅しようとしたために広い範囲にわたり削除してしまったコミュニティーを復元することを約束した。
Berkowitz氏は、「これから数時間のうちに、削除された日記を見直し、適切ならばそれらの日記やコミュニティーを復元する」と述べた。その前日CNET News.comのインタビューに対し同氏は、削除は法律で求められるものではないが、「われわれが適切だと思う」基準を設定するために必要であったとして擁護していた(削除されたコミュニティーは約500件にのぼる)。
コミュニティーの密接なつながりが有名なLiveJournalの約1300万人ものユーザーからは、31日の同社の謝罪に対し、さまざまな反応が寄せられた。同社の率直さを賞賛したユーザーもいれば、削除は許しがたいものだとするユーザーもいた。コメントは、「この状況を真剣に修復しようとする姿勢を見せてくれたことがうれしい」というものから、有料アカウントを持つユーザーからは「特に150ドルを支払ってここでマニアックな趣味を楽しんでいる私のようなユーザーには、非常にひどいことをしてくれた」というものまであった。
削除された大量のサイエンスフィクションやファンタジーの「ファンによる」グループが31日から復活し始める。その多くは「ハリーポッター」や「バフィー恋する十字架」の世界などの登場人物についてファンが書いたフィクションで性的に露骨な描写が多いものである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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