このほか、多数のMicrosoftパートナーがSilverlightやMicrosoftの各種デザイン/開発ツールを使ってメディアベースのインタラクティブアプリケーションを開発する方法を披露した。
たとえばMLB.comの幹部らによると、Silverlightを利用したメディアプレーヤーを今夏に投入し、同サイトの既存のビデオサービスを強化する計画だという。
MLB.comは、ユーザーによるカスタマイズの可能な投球数などの統計情報をビデオストリーム上にオーバーレイ表示させるプレーヤーを開発した。Silverlightを使えば、ストリーミング中にビデオ画面の形をダイナミックに変更することも可能だと、MLB.comのチーフアーキテクトであるJustin Shaffer氏は語っている。
Shaffer氏はまた、将来登場する「Windows Mobile」で動作するバージョンのSilverlightも披露した。エンドユーザーは、試合のライブ中継を見ることが可能だという。
オンラインバンキングを専門とするアプリケーションプロバイダーであるIntelligent Environmentsで最高技術責任者(CTO)を務めるMike Warriner氏は、既存のC#プログラマーがSilverlightのアプリケーションを開発できるようにするアイデアが気に入ったという。Flashの開発者と契約せず、自社のプログラマーを利用しても複数のOSに対応したアプリケーションを用意できると、同氏は語っている。
ただ、MicrosoftがSilverlightでLinuxをサポートするのかどうかという問題がある。FlashのLinux対応はWindowsやMacより遅れているが、、Warriner氏は、自身の会社がそれでもLinuxで動作するFlashウェブアプリケーションに期待していると述べた。
Warriner氏は、「Linuxがあれば、『これは幅広く対応している』と顧客に言えるが、なければLinux版のウェブサイトを開発せねばならず、コストがかかる」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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