映像コンテンツの企画開発やコンサルティングを行うシンクは4月17日、アニメ関連事業に投資するファンドを独立行政法人中小企業基盤整備機構や大手金融機関などと共同で設立すると発表した。
ファンド名は「コンテンツ・キャピタル1号」。資金総額は20億円規模となる。アニメ作品だけでなくアニメ関連企業にも投資し、共同製作方式を採る点が特徴だ。共同製作方式とは複数の企業でコンテンツの制作費を出し合い、コンテンツの権利やそこで得た利益を共同で得る方式のこと。
海外市場を狙う複数のアニメ製作会社に対して投資し、ポートフォーリオを組むことでリスクを低減する。アニメ作品はハリウッドなどの海外パートナー企業と共同開発、プロデュースをしていく。
シンクによれば、アニメ作品の制作プロジェクトとアニメ制作支援事業への投資を1つのファンドで行うのは日本初という。
このほか、アニメ制作に必要な人材や技術、設備などの制作関連支援事業にも投資し、制作工程の効率化や作品の品質向上も図るとしている。
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