フリービットは4月5日、通話報酬型広告システム統合ソリューション「Ad SiP」を発表、通話報酬型広告市場に本格参入する。
Ad SiPは、電話の通話数による成果報酬型広告や広告掲載効果測定を実現する通話報酬型広告システム。さまざまな電話による成果報酬型広告を統合して提供する。通話報酬型広告市場は、米国では2009年度に37億ドルに成長すると見られており、フリービットはこの市場にコアコンポーネントAPIを活用したアドテクノロジーサービスの提供により本格参入する。
Ad SiPによる広告システムは、PC to Phone(PCから電話)とPhone to Phone(電話から電話)の2種類のニーズに対応しており、Phone to Phoneでは発課金(050)、着課金(0120/0800)に対応する。050利用時には固定電話、携帯電話、ひかり電話、IP電話のすべての形態の電話から発信が可能となっていることが特徴。
また、ASP形式で提供されるためサービスへの組み込みが容易で、APIの解放によって既存システムとの連携も可能だ。Ad SiPを導入することで、広告主には掲載料ではなく通話数に応じた広告、販促料の支払ができ、自社ホームページがなくてもウェブ広告、販促が利用できるといったメリットがある。広告媒体には新たな収益源となることや、地域中小企業や低価格商材提供企業広告の採用により売り上げを増加できるメリットがあるとしている。
システムは独自技術のOverLay Internetプラットフォームである「Emotion Link」と、「IPv6 SIP」の2つのコアコンポーネントAPIによって実現されている。IPv6 SIPは、フリービットの「ユビキタス化事業」の主要サービスである、OfficeOne IPビジネスホンでも採用されており、フレキシブルで大規模な050番号の発番、管理が可能となっている。フリービットでは、すでに数社にテスト導入を行っており、4月中旬から順次本サービスの提供を開始するとしている。
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