Eストアーは12月13日、ECサイトでのクレジットカードなどの不正使用や不自然な大量注文、疑いのある不正受注に対し、ショップオーナーに事前に注意・警告を促す機能、「不正注文シグナル」を独自開発したと発表した。
ネットショッピングやオークションの普及に伴って、インターネットを利用した犯罪や金銭トラブルが多発している。購入者側の被害が注目されやすいが、同様に、ネットショップオーナー側の被害も拡大している。
なかでもネットショッピングの支払い方法として定着しているクレジットカードの不正使用による被害は多く、日本クレジット産業協会の調査によると、クレジットカード不正使用被害額は、2005年の1年間だけで約150億4000万円にのぼるという。
不正注文シグナルは、このような現状を受けて、Eストアーが独自に開発した機能。購入者が入力する注文情報をもとに、過去の不正利用の傾向や類似を照合、ショップオーナーへ注意・警告を促す。また、専門のパトロールチームが巡回し、不自然な大量注文や詐欺行為と思われる受注をダブルチェックする。
これにより、ショップオーナーは、事前に疑わしい受注を確認することができ、「商品を配送したが、その後代金が支払われない」など、店舗側の被害を未然に防ぐことが可能となる。
不正注文シグナル機能は、Eストアーが提供する独自ドメインウェブショップ「ショップサーブ」「サイトサーブ」「ストアツール」に13日から順次導入される。
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