Googleは米国時間11月2日、「Gmail」のモバイル向けバージョン「Gmail for Mobile Devices」の提供を開始した。米国ユーザーはこれまで10回以上クリックしてGmailにアクセスしていたところを、2回のクリックで利用できるという。
Gmail for Mobile Devicesは、Javaアプリケーションで無料でダウンロードできる。Google MobileのプロダクトマネージャーTony Hsieh氏によると、米国で販売されている約300種類のJava対応携帯電話で利用可能だという。
このソフトウェアは、モバイルウェブブラウザから電子メールへのアクセスを可能にする同社が約1年前にリリースしたモバイル対応のGmailを改良したものだ。Hsieh氏によると、携帯電話にGmail for Mobile Devicesをインストールすれば、ユーザーはモバイルブラウザを起動してサインイン画面が表示されるまで待つことなく、Gmailにアクセスできるという。
迅速なアクセス以外にも、Gmail for Mobile Devicesではスレッド、検索などGmailに搭載されている機能を利用できる。また、電子メールを受け取った相手にボタン操作で電話をかける機能など、携帯電話特有のものも加わっている。写真などの添付ファイルを最適化したフル画面フォーマットで閲覧することもできるという。
「携帯電話で電子メールをチェックするのに1〜2分、それ以上かかるなら、ユーザーは利用しようと思わないだろう」とHsieh氏。WAPベースのブラウザを利用した場合、メッセージの消去や保存に11回のクリックを必要とするが、最新のアプリケーションではクリック数は2回に短縮できるという。
このアプリケーションは無償でダウンロードできるが、ユーザーは自分のモバイルキャリアにデータ通信料金を支払う必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス