URLフィルタリング製品の開発やURLリストの収集などを手がけるネットスターは10月11日、第4回「家庭におけるインターネット利用実態調査」の結果を公表した。
調査によれば、5割を超える家庭が、自宅に2台以上のPCを所有していると回答した。ニンテンドーDS(NDS)を所有する家庭も同じく5割以上の高い割合となった。
また、ネット接続に利用している機器について尋ねたところ、5割近くの家庭が、2台以上のPCを利用していると回答した。NDSをネット接続に利用している家庭は1割に満たなかったが、所有率が高いことから、今後利用が本格化するとみている。
ネットに接続している情報機器の台数は、5割を超える家族が「2台以上」と回答した。複数台接続の方法としては、無線LANの利用が多く、有線LANの利用を上回った。無線LANのセキュリティ対策についての質問では、54%が「暗号化をかけている」と回答した。
子どものネット利用において、どのようなサイト閲覧が心配かという質問に対しては、3月に実施した前回調査同様、「ワンクリック詐欺やフィッシングサイトへの接続」という回答が最も多かった。また、8割以上の保護者が、子どものネット利用は「必ず把握しておきたい」と「できれば把握しておきたい」と回答した。
子ども用にURLフィルタリングを導入しているかという質問に対しては、PC向けは17%、携帯向けは5%が利用していると回答し、利用状況は依然低いことが分かった。しかし、東京都をはじめとする各自治体や政府等によるURLフィルタリングの普及啓発の動きを受けてか、半数近くの保護者が「必要だと思う」と回答しており、今後の普及が期待されるとしている。
調査は、ネットスターがマクロミルに委託して、20代から40代までの、家庭でインターネットを利用している小学生・中学生の子どもを持つ保護者を対象に、9月6日および7日に実施したもの。調査方法はウェブアンケート方式で、年齢構成は、20代が0.8%、30代36.8%、40代62.4%。男女構成比は男性が50%、女性が50%。有効回答数は516件だった。
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