人はなぜブログやSNSの書き込み内容を信じるのか?

 ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の書き込み内容に信憑性があるのは「知り合いのブログだから」――。オプトとクロス・マーケティングが8月28日に公表した「ブログ・SNS利用状況調査」を見ると、そうした傾向があることがわかる。

 調査の中で「ブログを閲覧する目的を教えてください」の問いに対する複数回答は、79.7%が「趣味や娯楽の情報を得るため」、63.0%が「友人、知人との情報交換のため」と回答。次いで「暇つぶし、空き時間になんとなく閲覧するため」が55.3%という結果になった。

 「ブログやSNSの書き込み内容に、信憑性はあと思いますか?」の問いに対し、「あると思う」と「ややあると思う」を合わせると、ブログは83.7%、SNSは89.4%と、高い割合で書き込み内容に信憑性を感じている結果となった。

 そしてブログに信憑性を感じる理由の複数回答では、「知り合いのブログだから」が55.4%と最も高く、次いで「ブログの内容が詳しいから」が39.4%となった。

 商品を購入する際、テレビやネット広告、雑誌で商品を知り、商品の内容を理解するために、ネット広告や雑誌を利用する割合が高い。商品を購入後は、その製品について伝える手段として、ブログが64.0%、SNSが54.0%と高い割合で利用され、情報に対するコメントやトラックバックの利用率は、ブログ、SNSとも70%という結果となった。

 先の、利用者がブログやSNSの情報に信憑性を感じる結果と合わせると、ブログやSNSが口コミの場として利用され、商品購入時の情報源になっていると推測できる。

 また、「ブログやSNSに掲載された広告をクリックしたことがありますか?」の問いに対しては、クリックしたことがある利用者は、ブログが48.7%、SNSが41.3%であった。

 調査期間は7月4日から7月7日まで。ブログとSNSをどちらも利用している人を対象に、全国の15歳以上男女300名より、インターネットによる回答を得た。

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