ヤフーは8月22日、ネットラジオ型の無料音楽配信サービス「Yahoo!ミュージック サウンドステーション」を開始した。約10万曲の楽曲を用意する。
楽曲のジャンルやアーティスト別に全部で35のチャンネルがあり、それぞれ1〜5個の番組が用意されている。番組を選ぶと自動的に専用プレイヤーが立ち上がり、自動的に楽曲が流れる。既存の音楽配信サービスと違い、ストリーミング型のため端末に楽曲を保存することはできない。また、個別の楽曲をユーザーが選ぶことはできない。
プレイヤーはWindows Media PlayerとMacromedia Flash Playerを組み合わせたもの。楽曲再生前に30秒の映像付き広告が流れ、その後5曲ごとに30秒の広告が流れる。サービス開始時点ではヤフーまたはトヨタ自動車の広告が流れており、9月1日からはアサヒビールが広告主として加わる予定だ。
1つの番組には100〜300曲が用意されており、そのなかから10曲が自動選択される。なお、4曲以上聞く場合には、Yahoo! JAPAN IDを使ってログインする必要がある。
楽曲を再生している間、専用プレイヤーの画面には楽曲に関する情報とCD販売サイト「Yahoo!ミュージックショッピング」や楽曲をダウンロードして購入できる「Yahoo!ミュージックダウンロード」へのリンクが表示される。ヤフーでは広告収入のほか、楽曲やCDの販売で収益を上げていく。
チャンネルの中には、アーティストが自身の楽曲だけを流すものもある。サービス開始時点ではクレイジーケンバンド、鈴木亜美、布袋寅泰、山崎まさよし、ナチュラル ハイのチャンネルが用意されている。このほか、楽曲を提供している主なアーティストとしては、Def Tech、平原綾香、スキマスイッチ、U2、エミネム、ボン・ジョヴィ、スティング、エアロスミスなどがある。
動作環境はブラウザがInternet Exploer 5.5以上、OSがWindows98 SE以上。楽曲のフォーマットはWindows Media DRM方式で、配信帯域が32kbpsとなっている。
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