2003/12/05 21:24
検索エンジン大手の米Googleが、キーワード広告に関する自社の方針の合法かどうかに関し裁判所に確認を求めた。この背景には、キーワード広告販売をめぐり他社から商標権侵害で訴えられる前に、先手を打とうという同社の狙いがある。
カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くGoogleは11月24日(米国時間)、カリフォルニア州サンノゼの地裁でこの訴えを起こした。訴状内容の中心は、インテリア装飾の専門店である米American Blind & Wallpaper Factoryとの争いだ。Googleは、同社の検索サイトや各ウェブ上に表示される検索結果の中のキーワード広告の販売をめぐってAmerican Blindと争っている。American Blindは、Googleがキーワードとなる語句を第三者に販売するのは、商標権の侵害に当たるとし、同社による販売を中止するよう強く迫った。
これに対しGoogleは、各広告主が”American Blind Factory”や”DecorateToday”など、 American Blindの商標権を直接侵害するキーワードを購入しないようにすることは可能だが、American Blindが守りたいと考えているその他の記述的語句の購入については阻止できないと述べた。Googleは訴状の中で、この記述的語句の例として”American wallpaper”や”American blind”などを挙げている。
その結果、American BlindはGoogleに対し、問題が解消されなければ告訴すると脅しをかけた。そこでGoogleは提訴される前に、裁判所の指導を仰ぐことにした。
Googleは訴状の中で、「Googleが有する顧客へのキーワード連動型広告の販売権をめぐり、自社とAmerican Blindとの間に、裁判で決着すべき論争が発生した」とし、さらに「Googleは同裁判所に対し、現在自社で採用しているキーワード連動型広告の販売方針が、商標権の侵害に当たらないとの確認判決を求める」と述べている。
今回のGoogleの請求は、検索エンジンのマーケティングに関する商標法の不透明な部分に焦点を当てたもので、この部分については、広告主の間でも懸念が広がりつつある。
検索関連広告は有効なマーケティング手段であることから、Googleをはじめ検索エンジン各社にとって収益の柱となっている。このシステムの広告効果があまりに大きいため、マーケティング担当者の中にはライバル企業の商売を妨害する目的で、競合ブランドに関連するキーワードを競り落とそうとする者もいる。検索マーケティングの重要性に注目する企業が増えてきていることから、キーワードの買占めに対する不満も一層強まっている。
オンラインオークション大手のeBayも今年、Googleに対して、広告主に自社の商標をスポンサー付き検索結果の中で利用させないよう求めた。eBayは、同社の商標に関連する多種多様な語句を13ページに渡って列挙し、Googleはその要求の一部を受け入れた。
8月にはLouis Vuittonが、同様の商標権侵害の疑いでGoogleと同社のフランスの子会社を提訴した。これを受け、フランスの裁判所は10月、Googleに対しキーワード広告の販売中止と罰金の支払いを命じた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
人工知能による会話マーケティングの可能性
「S・ジョブズ氏が心臓発作」の誤報が広まった背景
Windows VistaにとってXPはライバルか?--マイクロソフト グローバルマーケティング担当Brad Brooks氏
「iPodを日本で一番売りたい」--ビックカメラ有楽町店に聞く新iPodの魅力
ソフトバンク株価の下落加速--iPhone一巡し資金繰りを懸念
ユーザー中心アプローチの時代
台頭するスーパーインフルエンサー--Universal McCann調査より
ネットワーク型産業構造への衣替え?
iPhonista Nightの事後報告
10月13日の週のITイベント
こんなPCの使い方はできるのでしょうか?
人為的なケアレスミスを防ぐための計算認証(?)
モバイル機器の使いこなしには、挙動の把握が大切なのですが
"嵐"のように消えたキャメロンディアス
スパム
アフィリエイトの仕組みを知らない?技術者のITリテラシー
ココが変わった、新型「ニンテンドーDSi」--「ニンテンドーDS Lite」と比較
フォトレポート:本体が分離するNTTドコモの「セパレートケータイ」の謎に迫る
話題のスマートフォン、写真で見るBlackBerry Bold
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
「iPhone 2.2」アップデートの概要が明らかに--App Storeのインターフェースなど変更
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
NASAの水星探査機Messenger、2度目の水星接近を成功
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種もメンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。