KDDIと沖縄セルラーは3月27日、auの歩行者向けナビゲーションサービス「EZナビウォーク」において、交差点などを立体的なイメージで表示するサービス「3Dナビ」を4月下旬より開始すると発表した。東京23区内や主要政令指定都市のユーザー向けに提供する。
3Dナビの画面イメージ。「さくらや」など実際の店舗の看板も表示する |
3Dナビは、駅を出たばかりの場所や交差点、目的地付近などで、ビルの外観などの周辺の風景を立体表示する機能だ。実際に存在する建物の看板なども表示する。これまでの2次元地図に比べて、ユーザーが実際に見る街の風景に近いため、迷いにくくなる。
ナビタイムジャパンとの協業により実現した。KDDIらによれば、携帯電話向けの3Dナビゲーションサービスは世界初という。なお、3D地図データはゼンリンとジオ技術研究所が提供しており、1年に1度程度の頻度でデータを更新するとのことだ。
ナビゲーションが3Dで表示されるのは、東京23区内および政令都市の一部の主要交差点だ。これらの場所ではユーザーが徒歩で移動することが多く、また建物が目印になりやすいため、3Dナビが効果的だとKDDIでは見ている。
3Dナビはユーザーの目線からの景色を表示する「目線表示」と、上方より斜めに見下ろす景色を表示する「スカイビュー表示」の2つが選択可能だ。
対応機種は当初、同日発表された東芝製の「W43T」のみとなるが、5月下旬以降、3D描画エンジンが搭載された既存の一部の機種にもEZナビウォークアプリのバージョンアップで対応する。KDDIによれば、W31T、W32T、W41T、neonは対応するとのことだ。
3DナビはEZナビウォークのユーザーに無償で提供する。なお、EZナビウォークの利用料金は24時間で95円、もしくは月額210円からとなっている。
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