携帯電話用アプリケーションを開発するセーバーは2月20日、NTTドコモのiアプリ内で長時間の映像をストリーミング再生できるシステム「Saver Live Server(SLS) version1.1」を開発した。ゲームアプリや交通情報のアプリなどを提供する企業向けに売り込む。
SLSは、携帯電話向けに長時間の映像をストリーミング配信する技術。独自の圧縮技術と配信フォーマットを利用し、最大7〜15fpsのフレームレートで映像を配信する。アイ・ビー・イーが2月上旬より販売を開始している。
2005年12月にリリースしたversion1では専用の「SLSビューワ」というiアプリでしか再生できなかったが、今回新たに、他のiアプリに組み込んで映像を再生できる「SLSビューワクラス」を開発した。これにより、たとえばゲームアプリで、ゲームのオープニングやエンディングなどに映像を使った演出が可能となる。また、交通情報のアプリ内で定点カメラの映像を携帯電話に配信するといったことも可能だ。
セーバーではSLSの基本パッケージを購入した顧客に対して、SLSビューワクラスをオプションとして提供する。なお、価格については明らかにしていない。
SLS version1.1の対応端末は、ドコモの902iシリーズ、901iシリーズ、P900i、P900iV、SH900i、N900i、N900iS、N900iG、prosolidII、701iシリーズ、700iシリーズとなっている。
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