音声認識システム「AmiVoice」を開発・販売するアドバンスト・メディアの子会社で、音声認識技術を使ったドメインサービスを提供するボイスドメインサービスは、2月1日より携帯電話向けのブログドメインサービスを提供開始する。
これはユーザーが携帯電話に向かってブログの名前を話すと、そのブログへのリンクが表示されるというもの。ユーザーが直接URLを入力したり、検索サイトで探したりする必要がなくなる。ただし、そのブログが同社のボイスドメインに登録されていることが条件となる。
ブログをボイスドメインに登録する費用は初年度が1万9600円、2年目以降は9800円。ユーザーには利用料金がかからないが、別途通信・通話料金が必要となる。
ボイスドメインサービスは2005年11月より、携帯電話で発話した企業名や商品名、サービス名を音声認識技術によりテキストへ変換して、目的のサイトへのURLリンクを表示するサービスを試験的に提供している(関連記事)。また、サーチテリアと提携し、登録されたボイスドメイン以外にキーワード連動型の広告も表示している(関連記事)。
NTTドコモのFOMA M1000、ボーダフォンの702NKの場合、専用のアプリケーションを端末にインストールすることで利用できる。そのほかの端末の場合はhttp://vd-s.jpに携帯電話からアクセスして利用する。
ボイスドメインサービスでは2006年3月までにボイスドメインブログの登録件数を2000件とすることを目標としており、2008年3月までにはこれを2万5000件にまで伸ばしたい考えだ。
携帯電話の利用シーンが広がるなかで、あらたな入力インターフェースとして音声認識が注目されている。NTTレゾナントのgooが2005年12月から
路線検索に音声認識技術を取り入れた実験を進めているほか(関連記事)、KDDIはナビゲーションサービスを音声を使って利用できるサービスをau向けに2月上旬から始める計画だ(関連記事)。
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