So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワークは1月23日、新しいポータル戦略の一環として「Web2.0サロン(WEB.two.o.salon)」を開設した。同時に、日本で公開されている主要ブログ記事を解析し、その中で使われている固有表現が時間とともにどのように推移していくかをアニメーションで表示する「Blog Keyword Visualizer」(ブログキーワードビジュアライザー)を期間限定のベータサービスとして開始した。
Web2.0サロンでは、So-netが開発する様々なサービスのオープン化や、ウェブコミュニケーションに有用な情報資源を共有化するためのコミュニティをスタートさせ、Web 2.0(ブログやRSSに代表されるユーザー参加型アーキテクチャによるサービスの総称)対応サービスを積極的に推進するとしている。2006年度は、ブログやSNSなどのコミュニティサービスをより充実させ、ユーザー参加型のアプリケーションを無料で開放するほか、So-net独自サービスのWebサービスAPIを公開する。
Blog Keyword Visualizerは、So-netが開発した、世の中のブログで語られている話題のトピックスをキーワード表示とアニメーションビューにより俯瞰的に見ることができるようにしたサービス。これまでのブログ検索では知ることが困難だったブログ上での話題が誕生し盛り上がり消えていく様子を、グラフアニメーションによって直観的に表示する。今何が流行っているのかを簡単に把握できたり、急に盛り上がった話題を見つけたり、普段気付かないような話題を発見することができるという。提供期間は約3カ月を予定。利用に際して、So-net会員への登録は不要。専用ソフトウェアをダウンロードすれば、無料で利用できる。対応OSはWindows XP/2000 Professional Service Pack 4となっている。
Blog Keyword Visualizerの画面。さまざまなブログから話題のキーワードを抽出し、関連性を表示する。キーワードの色が赤に近いほど盛り上がっている話題だという |
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