テクノラティ、衆議院選挙に関する“生の声”を提供--テレビや新聞との連携も

別井貴志(編集部)2005年08月08日 22時26分

 テクノラティジャパンは8月8日、参議院での郵政民営化法案否決に伴う衆議院の解散を受け、ブログ検索サイト「Technorati.jp」において「選挙特集コーナー」をトップページに開設した。

 同社では、今後、衆議院選挙に関する話題を取り上げるブログが増えると予想し、選挙に関するブログ記事を集めた特集を組むことで、ユーザーが選挙の大勢を把握するのに役立つと考えた。現在は「衆議院解散」「小泉総理大臣」「郵政民営化法案」「参議院否決」「亀井派/堀内派」「衆議院議員選挙」の6つキーワードが用意され、このキーワードをクリックすると、そのキーワードを含むブログ記事が件数とともに表示される。キーワードは選挙の情勢により随時変更しいく。

 8月8日12時時点で、「衆議院」+「解散」のキーワードで検索すると1581件の記事が該当し、その4時間後の16時現在では約1850件、22時現在では2231件と増えている。

 米国Technoratiでは、2004年の大統領選挙において、CNNなどと組んで選挙演説中や演説直後の共和党派、民主党派のブログの数の推移をテレビ局にリアルタイムで提供した実績がある。今回の特集は、いわばその日本版へ向けての最初の取り組みともいえる。

 Technorati創業者 兼 CEOであるDavid Sifry氏は、CNET Japanのインタビューに対して当時の取り組みを振り返り、「そもそもCNNのプロデューサーから電話が来たのが、コンベンションの13日前だったんですが、とにかく、非常におもしろい試みでした」と感想を述べている。そのうえで、「ブログはテレビと紙媒体をつなぐ、非常に効率のいいツールだと思っています。投稿や話題がもっとも活性化するのは演説後30分から半日後までで、この期間がTechnoratiとして一番力を発揮できるところでしょう」と強みをアピールした。

 こうした米国での取り組みと同様に、テクノラティジャパンでは、テレビ局や新聞社などの選挙報道向けに、選挙特集のコンテンツをカスタマイズして提供していく方針だ。

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