グーグルが3D表示可能な地図ソフト「Google Earth」を提供開始

西田隆一(編集部)2005年06月29日 00時22分

 グーグルは3D表示が可能な地図ソフト「Google Earth」の提供を開始した。同社は昨年10月に人工衛星から撮影した写真を提供するKeyholeを買収しているが、今回提供が開始されたソフトは、Keyholeの「Keyhole 2 LT」のバージョンアップ版となる。

ソフトウェアを起動するとあらわれるロゴ

 Keyholeの技術はすでにGoogle Mapsでも使われており、地図とともに衛星写真による地図を表示できるようにしていたが、Google Earthでは俯瞰した衛星写真だけではなく、水平方向からも地図を表示でき、山や谷などの地形の起伏や、一部の米国の市街地では建物の3D表示も可能となっている。

 またこれ以外にも目的までのルートを検索できたり、Google Local searchと連携して地域にあるホテルや店舗、学校、公園なども地図上で検索できる。

 Google Earthは無償で提供されるが有料版も提供される。

 Google Earth Plus(年間20ドル)では、GPSとの連携や高解像度の印刷、衛星写真地図上に図形で注釈をつける機能などが付加される。また、さらにGIS(地理情報システム)のデータを取り込むことができる高機能版の商用利用向けGoogle Earth Pro(年間400ドル)も提供される。

Google Earth

東京を検索して、東京タワーを表示。移動や拡大、角度調整などはマウスでカーソルを“ぐりぐり”すれば可能だ

東京タワーをさらに拡大したところ

ニューヨークを表示。東京からニューヨークへ移動する際には瞬間移動するのではなく、いったん宇宙まで出てジャンプしたり、空を飛んだりするような感覚で移動する。米国の都市ではビルや地形の起伏などを3Dで表示させることも可能

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