Apple Computerのデジタル音楽ストア「iTunes Music Store(iTMS)」が、ファイル交換ネットワークに勝るとも劣らないくらいよく利用されるようになったことが、米国時間7日に発表された調査結果から明らかになった。
市場調査会社のNPD Groupが発表した調査結果によると、米国では170万世帯のユーザーが2005年3月に、iTMSから楽曲をダウンロードしたという。これは、iTMSの利用者数が、PtoPソフトのLimeWireを使って楽曲をダウンロードした人の次に多いことを意味する。
しかし、3月に利用世帯数が最も多かったのはPtoPサイトのWinMXだった。米国では3月に210万世帯がWinMXから楽曲をダウンロードしている。
NPD Groupで音楽&映画部門を担当するプレジデントのRuss Crupnickは声明のなかで、「音楽業界が抱いていた疑問の1つに、いつになったら有料ダウンロードサービスが無料のPtoPダウンロードサービスと互角に戦えるようになるのか、というものがあった。だが、この疑問はもう解決した。iTMSが、ほとんどのPtoPサービスよりも高い人気を獲得している」と述べた。
iTMSは、NPDが発表したデジタル音楽サービスのトップ10リストの中で、KazaaやiMeshなどのファイル共有企業より上位につけている。
「これらの(有料)デジタルダウンロードストアは、持続可能で魅力的なサービスとして、違法ファイル交換に取って代わる存在となった」(Crupnick)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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